2012年08月28日

小平中央公園の雑木林の重要性

どんぐりの会では、昨年から小平中央公園の林でセミのぬけがら調査を行っています。今年は、大変多くの申込みがあり、大人と子どもといっしょに、にぎやかに調査することができました。

昨年に引き続き、講師に来てくださった高野丈さん(井の頭バードリサーチ)が、今年の調査について以下のように書いてくださっていますので、ご紹介します。住宅地の中に残る小さな林の自然の貴重さを、自分たち自身の調査によって知ることができて、手応えを感じています。この環境を守っていきたいと改めて強く感じます。
どんぐりの会 尾川

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25日土曜日は午前中に井の頭公園でのセミ抜け殻調査、午後はどんぐりの会主催の小平中央公園でのセミ抜け殻調査、夕方からは同地でのセミの羽化の観察会の講師を担当してきました。

調査してみると小平中央公園はとてもヒグラシが多いことがわかります。ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの5種がいる中で、ヒグラシが前期調査・後期調査共に2番目に数が多いことは特筆すべきことです。

隣接する玉川上水に近い調査地ほどヒグラシの抜け殻が多いことは、ヒグラシが渓流沿いに多いことを示すと共に、当地がかつての武蔵野の自然環境をかろうじて残していることの証です。

今、都市化が進む中で当地のような環境はとても重要であり、開発と共に少しずつ削り取ることに歯止めをかけないと、ますます生物多様性が失われると共に、子供たちがバランス良く育つための基礎となる環境が乏しくなり、私たちの未来も暗いものになってしまいます。この貴重な雑木林を潰す都道3・3・8号線の整備計画を私は見直すべきだと考えています。

高野 丈



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