2011年02月09日

交通量推計には根拠なし! 府中所沢線の必要性は見直しが必要

大変重要な資料を入手しましたので、ひとまず公開いたします。

管内交通需要推計検討業務.pdf

この資料は、国土交通省がコンサルタント(社会システム株式会社)に委託した業務の報告書(2010年3月)です。業務内容は、平成17年道路交通センサスのOD調査に基づいて、将来OD表を作成し、交通量推計の検討を行うというものです。以下のような情報公開請求によって得られました。

都道小平3・3・8号線計画を考える会のメンバー標博重氏は、東京都が府中所沢線の必要性を説明するために作成したパンフレット「道路の整備効果」の将来交通量推計に疑問を抱き、2010年3月、東京都建設局計画課調査係センサス担当にその根拠を尋ねました。都は、根拠は説明できない、国が作ったデータに疑問はさしはさめないとの対応でした。そのため、根拠となる文書の情報公開請求を行いましたが、非開示に終わりました。

そこで、3月24日、標氏は、国の関東地方整備局道路計画2課に、根拠となる文書の公開を求めましたが、説明資料は手元にない、おそらく本省にもないだろうとの対応でした。

その後、東京都や関東地方整備局と何回かやり取りを行い、12月24日、標氏は、国土交通省本省道路経済調査室に、将来交通量推計説明文書の情報公開を請求しました。今年1月中旬に得た回答は、「将来交通量推計説明文書が国交省本省にあるかどうかということですが、その後本省にも無いことが判明しました」というものでした。その際に、関東地方整備局が参考資料として開示したのが、上の文書です。

国が作成した交通量推計の説明文書が国にないということは、誰にもその根拠が説明できないということでしょう(昨年末に会計検査院が指摘したとおりのことが起こっています)。道路の必要性を証明するかのように並べられた数字に根拠がないことが明白になった今、いったんこの事業をストップする決断が必要だと感じます。
posted by 338 at 11:10| 338号線計画を考える資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。