2010年03月17日

『歩いて、知る 338(328)号線』に参加して(2)

ひきつづき、3月14日(日曜日)に行われた『歩いて、知る338号線』の感想を述べさせていただきます。

更に歩くと西武国分寺線の下を通る部分に差し掛かります。この辺りは相当な虫食い状態です。「あのアパートもあの家も、全部道路にかかっています」とOさん。周りが取り壊されているので、その言葉が一層、重みを持って感じられます。創業45年の「代々木庵」というお蕎麦屋さんは、メンバーの行きつけのお店だそうです。ここも道路予定地にかかり、最近休業されたとか。淋しいですね…。戸倉一丁目の「農水省動物医薬品研究所」。何となく薬臭い建物を過ぎると、西武線の線路が目の前を走っています。

この辺りは西武国分寺線から見える場所なのです。少し前まで道路沿いに、古タイヤや、廃車がうずたかく積み上げられている場所がありました。電車から見たとき殺風景で、ゴミ屋敷のようで気になっていました。そこが最近急に片づけられ、綺麗になったと喜んでいたのですが、道路予定地だったとは知りませんでした。アサハカでした。

この辺りから道路は西武線の下をくぐることになります。西武国分寺線を挟んで反対側の農地は、春には美しい花が咲き、通勤客の目を楽しませていました。そこも無情に黒いビニールシートで覆われて、規則正しく重しが置かれていました。

踏切を渡ってしばらく歩くと「松本園芸」という大きな植木屋さんがありました。ビニールハウスの中には鉢植えの花が美しく咲いています。そこの敷地の中の農道を抜けさせてもらうと、東戸倉二丁目に出ます。

五日市街道に面して「道路予定地」を示す掲示板が立っていました。道路予定地の部分に太く赤く線が引かれています。

五日市街道を超えると、二ツ塚西通りのエリアはもう小平です。上鈴木緑道を始めて歩きました。あみだくじのように細く曲がった道です。とおりゃんせの歌が聞こえてきそうです。神社もあり、昔から人が生活してきた本物の道の力を感じました。これはあの無国籍な「完成部分」には到底感じられないものでした。

この辺りからは日頃から見慣れた風景です。梅林には少し盛りを過ぎたものの、白梅や紅梅が美しく咲いていました。ぬかるんだ農道も郷愁を誘います。

やがて玉川上水の土を踏んで、普段とは違う新鮮さを感じました。土の道って本当に少ないのですね。土の感触の希少さ。あらためて玉川上水や雑木林の特異な存在に気がつきました。こんな素晴らしい場所が存在している。この場所を守りたい…。

そして終点のたかの台2号団地の集会所。ふう、5キロ歩くなんて久しぶりです。Tさんがお茶を、Iさんが手作りケーキを出して下さいました。美味しかったです。ごちそうさまでした。Sさんが仰っていました。「北と南から府中・所沢線が出来て、迫っていて、国分寺と小平の部分だけつくらない訳にはいかないでしょう、と言う人がいるが、全長11キロのうち、完成しているのは3キロだけです」その言葉に勇気を頂きました。一人で歩くよりみんなで歩いて確かめた道の重さでした。

長々と書いて済みませんでした。
読んで下さった方、どうもありがとうございました。


posted by 338 at 00:00| 338を考える会より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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